Microsoft 365とGoogle Workspace、うちにはどっちが合うの?」「両方使ったことがないから料金と機能の違いを一目で知りたい」「AIのCopilotとGeminiってそんなに違うの?」——法人向けSaaSの導入を検討している方や、フリーランスで自分に合うオフィスツールを探している方なら、誰もが一度は悩むテーマです。

2026年8月現在、両サービスは料金体系こそ似ていますが、アプリの思想・AI搭載方法・強みの領域が根本的に違います。しかも2026年7月にMicrosoft 365の法人プランが値上げされたばかりで、以前の記事を見て検討している方の多くは古い情報のまま判断しているのが実情です。

この記事では、両サービスの2026年8月時点の最新公式料金、アプリ・機能の実力差、Copilot vs Geminiの費用と実力の違い、セキュリティ、そして多くの比較記事が触れない「移行の現実コスト」まで完全網羅。中小企業のIT担当者・経営者・フリーランスのそれぞれに向けて、あなたに合う方が3分で決まる決定版のガイドをお届けします。

【30秒で結論】Microsoft 365とGoogle Workspaceの使い分け

まず先に結論をお伝えします。細かい機能差を全部理解する時間がない方は、この章だけ読んでください。

結論:使い方で選ぶだけです。

  • Excel・Wordのデスクトップ版を毎日使う/Windowsサーバーで運用中/官公庁・金融取引があるMicrosoft 365
  • リモート中心/複数人の同時編集が多い/Chromebookも使う/AIを追加費用なしで使いたいGoogle Workspace
  • 1人でシンプルに使いたい/料金を最小にしたいGoogle Workspace Business Starter(月¥800)
  • 家族・友人と最大6人でシェアしたいMicrosoft 365 Family(年¥27,400)

迷ったら「Officeのデスクトップアプリが必要か?」の1点で決まります。 深いExcel関数(VBA・マクロ・大規模ピボット)や独自Wordテンプレを日常業務で使うなら、機能の深さで勝るMicrosoft 365。逆に「みんなでリアルタイムに文書を編集する」「クラウドで完結させたい」ならGoogle Workspaceが圧倒的にスムーズです。

business team laptop office

出典:Pexels


Microsoft 365とGoogle Workspaceの基本情報

まずは両サービスの提供元・思想・主要アプリを整理します。

提供元・運営会社

Microsoft 365米Microsoft社が提供する統合オフィススイート。1989年発売のOfficeから続くデスクトップアプリの資産を、クラウドと組み合わせて拡張した「デスクトップ+クラウドのハイブリッド型」です。全世界で法人ユーザー4億人超。

Google Workspace米Google社が2006年に「Google Apps」として開始した完全クラウドネイティブのオフィススイート。2020年に現在の「Google Workspace」に改称。ブラウザ1つで全機能が動くのが最大の特徴です。

設計思想の違い

項目

Microsoft 365

Google Workspace

基本思想

デスクトップ資産+クラウド

クラウドネイティブ

メインの動作環境

Windows/Mac + ブラウザ

ブラウザ(Chrome推奨)

オフライン利用

◎ フル機能で使える

△ 事前設定が必要

リアルタイム編集

◯ 対応(安定性は劣る)

◎ 業界最強クラス

デスクトップアプリ

◎ Word/Excel/PowerPoint

△ Drive for Desktop等の周辺のみ

AI搭載方式

Copilot(有料アドオン)

Gemini(Standard以上に標準搭載)

Microsoft 365は「デスクトップの完成度」で選ばれ、Google Workspaceは「クラウドでの共同作業のスムーズさ」で選ばれます。 どちらが優秀かではなく、あなたの働き方がどちらに近いかで判断するのが正解です。

主要アプリの対応関係

用途

Microsoft 365

Google Workspace

文書作成

Word

Googleドキュメント

表計算

Excel

Googleスプレッドシート

プレゼン

PowerPoint

Googleスライド

メール

Outlook + Exchange

Gmail

チャット

Microsoft Teams

Google Chat

ビデオ会議

Microsoft Teams

Google Meet

ストレージ

OneDrive

Googleドライブ

ノート

OneNote

Google Keep

フォーム

Microsoft Forms

Googleフォーム

AI

Copilot(有料アドオン)

Gemini(標準)

機能名だけ見ると1対1で対応していますが、それぞれ強みがまったく違います。 詳しくは後段で1つずつ比較します。


料金プランを徹底比較【2026年8月最新】

続いて多くの人が最初に気にする料金を、2026年7月のMicrosoft値上げを反映した最新価格で比較します。

Microsoft 365 法人プラン早見表(税抜・年契約時の月額換算)

プラン

月額

年額

ストレージ

デスクトップOffice

主な用途

Business Basic

¥1,049

¥12,588

1TB

× Web/モバイルのみ

メール・Teams中心

Apps for business

¥1,499

¥17,988

1TB

Officeアプリのみ欲しい

Business Standard

¥2,098

¥25,176

1TB

中小企業の定番

Business Premium

¥3,298

¥39,576

1TB

セキュリティ重視

Microsoft 365 Business 公式プラン比較ページスクリーンショット


出典: Microsoft 365 Business 公式プラン比較ページ

2026年7月にMicrosoft 365法人プランが値上げされました。 Business Basicが約17%、Business Standardが約12%の上昇。従来「Business Standard月¥1,874」を見て検討していた方は、新価格の月¥2,098で再計算が必要です。Business Premiumは値上げ対象外で据え置きのため、Standardとの価格差が縮まっています。

Google Workspace 法人プラン早見表(税抜・年間プラン月額)

プラン

月額

年額

ストレージ

Meet参加人数

Gemini AI

Business Starter

¥800

¥9,600

30GB

100人

制限あり

Business Standard

¥1,600

¥19,200

2TB

150人

○ 標準搭載

Business Plus

¥2,500

¥30,000

5TB

500人

○ 標準搭載

Enterprise

要問合せ

要問合せ

5TB+

1,000人

○ 標準搭載

Google Workspace 公式プラン比較ページスクリーンショット


出典: Google Workspace 公式プラン比較ページ

Google Workspaceは新規顧客向けに、最初20ユーザーまで最初の3ヶ月間50%OFFのキャンペーンを実施中です。 Business Standardなら月¥800でスタートできるので、試験導入のハードルはMicrosoft 365より圧倒的に低いです

直感比較:同等プランの年間コスト差

同レベルのプランで並べると、以下のようになります(1ユーザー・年間・税抜)。

位置づけ

Microsoft 365

Google Workspace

差額

エントリー

Business Basic ¥12,588

Business Starter ¥9,600

Google 約24%安

中堅(本命)

Business Standard ¥25,176

Business Standard ¥19,200

Google 約24%安

上位

Business Premium ¥39,576

Business Plus ¥30,000

Google 約24%安

同レベルのプラン同士で比べると、Google Workspaceの方が常に約24%安いのが2026年8月時点の実情です。 ただし料金だけで選ぶのは危険で、後述するアプリの実力差・移行コスト・既存資産(Windows/Officeの浸透度)まで含めて総合的に判断する必要があります。

個人・フリーランス向けプラン比較

法人プラン以外に、両サービスとも個人向けプランを提供しています。

プラン

月額

年額

ストレージ

特徴

Microsoft 365 Personal

¥2,130

¥21,300

1TB

Word/Excel等デスクトップ版・1人

Microsoft 365 Family

¥2,740

¥27,400

1TB×6

最大6人シェア

Google Workspace Individual

¥1,080

1TB

個人事業主向け・カスタムドメイン不可

Google Workspace Individualは個人事業主・フリーランス向けの1人プランですが、カスタムドメイン(@your-name.com)は使えません 独自ドメインのメールが必要な個人事業主は、Google Workspace Business Starter(月¥800)を選ぶ方が実は安く、機能も豊富です。



アプリ・機能の実力を横並び比較

料金がだいたい把握できたら、次は「同じ用途のアプリでどちらが強いか」を見ていきます。ここが実は選ぶうえで一番大事な部分です。

表計算:Excel vs スプレッドシート

項目

Excel

Googleスプレッドシート

基本機能

◎ 最強

○ 十分

VBA・マクロ

◎ 対応

△ GASで代替

大規模データ

◎ 100万行余裕

△ 1000万セル上限

ピボットテーブル

◎ 深い

○ 基本機能

リアルタイム共同編集

○ 対応

◎ 業界最強

関数の種類

◎ 500以上

○ 500弱(多くは互換)

オフライン

◎ フル機能

△ 事前設定必要

Excelは「1人で深く作り込む複雑な財務モデル・シミュレーション」に強く、Googleスプレッドシートは「複数人で軽く集計・共有する」用途に強いです。 会計・経理・金融・戦略コンサルなどExcelが業界標準の職種はMicrosoft 365一択、営業データを部内でリアルタイム共有したいなら Google Workspaceがスムーズです。

文書作成:Word vs Googleドキュメント

  • Word印刷物向けの緻密なレイアウト・目次自動生成・変更履歴の細かい制御に優れる。契約書・報告書・論文執筆に強い。
  • Googleドキュメント複数人での同時編集・コメント機能・Web公開がスムーズ。ブログ執筆・議事録・ドキュメント共同作成に強い。

官公庁・法務・出版業界はWord必須ですが、スタートアップ・IT業界はGoogleドキュメントが標準という住み分けが日本市場で進んでいます。

プレゼン:PowerPoint vs Googleスライド

  • PowerPointテンプレート豊富・アニメーション・トランジションが圧倒的に強い。営業提案・イベント登壇・研修資料に最適。
  • Googleスライド軽い・素早く作れる・複数人で作り込める。スタートアップの投資家向け資料や社内共有に十分。

「見せる」なら PowerPoint、「共同で作る」ならGoogleスライドという使い分けが妥当です。

microsoft office excel spreadsheet

出典:Pexels

メール:Outlook vs Gmail

項目

Outlook(Exchange)

Gmail

検索精度

○ 良好

◎ 業界最強

スパム対策

◎ 高精度

◎ 高精度

カスタムドメイン

◎ 対応

◎ 対応

メール容量

50GB〜

30GB〜(Standardで2TB)

ラベル vs フォルダ

フォルダ

ラベル

デスクトップアプリ

◎ 標準

△ Web中心

カレンダー統合

◎ Outlookに内蔵

◎ Googleカレンダー

Gmailの検索は圧倒的に強く、「あのメールどこだっけ?」がほぼゼロになります。 一方Outlookは「フォルダで整理してオフラインで開く」派に強く、旅行・出張が多く回線が不安定な人にはOutlookの方が向いています。

ビデオ会議:Teams vs Google Meet

項目

Microsoft Teams

Google Meet

最大参加人数

300人(Standard)/1000人(E5)

100〜1000人(プラン別)

録画

○ 対応

○ Standard以上で対応

会議時間

30時間まで

24時間まで

ブレイクアウトルーム

◎ 対応

◎ 対応

ライブ字幕・翻訳

◎ 多言語

◎ 多言語

外部との会議

◎ 招待簡単

◎ 招待簡単

チャット統合

◎ Teams標準

△ Google Chat別

Teamsは「チャット・ファイル共有・会議を1画面で完結」できるのが強みで、社内コミュニケーションの中心に据えられます。Google Meetはビデオ会議に特化しており、Google Chatとは分かれている点で好みが分かれます。

ストレージ:OneDrive vs Googleドライブ

項目

OneDrive

Googleドライブ

容量(同等プラン)

1TB

2TB(Standard)

デスクトップ同期

◎ Windows標準

◎ Drive for Desktop

バージョン管理

○ 30日

○ 30日

外部共有

○ リンク共有

◎ リンク共有(細かく制御)

モバイルアプリ

○ 良好

○ 良好

Google Workspace Standardの2TB/ユーザーはインパクトが大きく、動画・大容量PDF・デザインファイルを扱う職種はGoogle Workspaceが圧倒的に有利です。


Copilot vs Gemini:AI搭載の徹底比較【2026年最重要ポイント】

2026年の比較で最も重要なポイントがAI搭載方式の違いです。ここを見落として選ぶと、後で数万円の追加費用が発生します。

費用の違い

項目

Microsoft 365 Copilot

Google Workspace Gemini

搭載方式

有料アドオン

Business Standard以上に標準搭載

追加料金

約¥4,497/ユーザー/月

¥0(プラン料金に含む)

年間追加コスト

約¥53,964/ユーザー

¥0

対象アプリ

Word/Excel/PowerPoint/Outlook/Teams

Gmail/ドキュメント/スプレッドシート/スライド/Meet

会話履歴の分離

○ 企業データ保護

○ 企業データ保護

Microsoft 365 Copilotは別売りで、Business Standardの月¥2,098に追加で月約¥4,497/ユーザーがかかります。 10人の会社で全員にCopilotを付けると年間約¥53万円の追加コスト。同じAI体験をGoogle Workspaceなら追加費用ゼロで得られるため、AI活用を全社展開したい企業はGoogle Workspaceが圧倒的にコスパで勝ります。

機能の実力比較

  • Microsoft 365 Copilot:Excelでの複雑な関数生成・大量セルの一括処理・Wordの長文要約・PowerPointの自動生成に強い。Officeアプリの深い機能と連携しているため、既存のExcel資産を活かしたAI活用ができる。
  • Google Workspace Gemini:Gmailでの返信下書き自動化・ドキュメントの要約・スプレッドシートの表整理・Meetの会議録要約に強い。動作が軽くレスポンスが速いのが特徴。

どちらを選ぶべきか

AIを本格的に業務に組み込みたいなら、迷わずGoogle Workspaceです。 追加費用なしでBusiness Standard(月¥1,600)にGeminiが標準搭載されるので、同じ費用でMicrosoft 365 Basic単体を契約するよりも良い体験が得られます。Copilotを本気で使いたい大企業は、Microsoft 365 Business Premium + Copilotの構成になり、月額約¥7,795/ユーザーと大幅に高額になるためコスト比較を慎重に行うべきです。


セキュリティ・コンプライアンス比較

法人利用で見落とせないのがセキュリティ・コンプライアンス機能です。

標準セキュリティ機能の比較

項目

Microsoft 365

Google Workspace

二段階認証

◎ 標準

◎ 標準

暗号化通信

◎ TLS/AES256

◎ TLS/AES256

データ損失防止(DLP)

Business Premium以上

Business Plus以上

フィッシング対策

○ Defender連携

○ AIベース検知

モバイル管理(MDM)

Business Premium(Intune)

Business Standard以上

S/MIME暗号化

Enterprise E5

Enterprise

中小企業向けの標準セキュリティは、Google Workspaceの方がBusiness Standardの時点でMDM(モバイル管理)まで含まれている点で強いです。 Microsoft 365で同等のセキュリティを得るにはBusiness Premium(月¥3,298)まで上げる必要があります

コンプライアンス・データセンター立地

  • Microsoft東日本(埼玉)・西日本(大阪)のデータセンターを国内保有。官公庁・金融機関向けに強い。
  • Google千葉(印西)のデータセンターを国内保有。海外拠点との連携もスムーズ。

官公庁との取引や金融規制業界では、Microsoft 365の方が実績・信頼度で先行しています。 一方、教育機関・スタートアップ・IT業界ではGoogle Workspaceが優勢です。


コラボレーション(リアルタイム編集)比較

複数人で1つのファイルを同時編集する能力は、Google Workspaceの圧倒的な強みです。

項目

Microsoft 365

Google Workspace

リアルタイム編集の安定性

○ 対応(重い)

◎ 業界最強

コメント・提案機能

○ 対応

◎ 洗練

変更履歴

○ 30日

○ 30日

同時編集人数

100人(実用は10人程度)

100人(実用は50人程度)

バージョン復元

○ 対応

◎ より詳細

外部との共同作業

○ 招待可

◎ リンクで即共有

「みんなで1つのファイルを同時に編集する」という用途では、Google Workspaceが体感で数段スムーズです。 リモートワーク中心・議事録を全員で書く・企画書を複数人でブレストする、といった共同作業が業務の中心にある組織はGoogle Workspaceが圧倒的に向いています


【独自】乗り換え・移行の現実コストを試算

多くの比較記事が触れない移行コストを、実務経験ベースで整理します。

メール移行のコスト

  • Microsoft 365 → Google Workspace:GoogleのMigration Toolを使えば無料で自動移行できるが、1人あたり4〜8時間の作業が発生。10人の会社なら丸1日以上。
  • Google Workspace → Microsoft 365:Microsoftのマイグレーションツールで対応可能。1人あたり4〜8時間で同程度の作業量。

データ移行のコスト

移行対象

目安時間

難易度

メール

1人4〜8時間

★★☆

カレンダー

1人1〜2時間

★☆☆

Drive/OneDriveのファイル

全社1〜3日

★★★

Gmailフィルタ/Outlookルール

1人1〜2時間

★★☆

独自スクリプト(VBA/GAS)

1つ数時間〜

★★★

メーリングリスト・グループ

全社数日

★★★

「安いから乗り換える」判断は要注意です。 30人規模の会社が全社で乗り換えると、単純作業だけで100〜200時間、業務停止時間も加えると外注費用で50〜200万円かかる場合があります。年間コスト差(30人×月額差¥500×12ヶ月=18万円)と比較すると、元を取るのに3〜10年かかるケースもあります。

移行を検討すべきタイミング

  • 現行契約の更新月(半年以上前から準備開始)
  • 大規模組織変更・M&A時(どうせデータ整理する)
  • IT担当者が新規に着任し、方針転換する時
  • 新規事業立ち上げで会社設立時(この場合は移行コストゼロ

新設企業・スタートアップは「最初からGoogle Workspaceを選んでおく」のがセオリーで、Microsoft 365への切替は「Excel資産が多い日本の伝統的な企業と取引が増えた時」に検討します。


【独自】日本市場のシェアと業界別の選択傾向

2025年の政府IT導入実態調査を参考にした業界別シェア(法人)は以下のとおりです。

業界

Microsoft 365

Google Workspace

製造業

◎ 圧倒的

建設・不動産

◎ 圧倒的

官公庁・自治体

◎ 圧倒的

✕ ほぼゼロ

金融・保険

◎ 圧倒的

医療・介護

○ 多い

教育(大学)

○ 半々

◎ 半々

教育(K-12)

◎ 圧倒的

IT・SaaS

○ 半々

◎ 半々

スタートアップ

◎ 圧倒的

広告・クリエイティブ

◎ 多い

日本の中堅・大企業の多くはMicrosoft 365が主流で、スタートアップ・IT業界・教育(K-12)はGoogle Workspaceが主流という住み分けができています。

取引先・顧客層・業界慣習が両サービスの選択に大きく影響します。 顧客が銀行・官公庁・大企業中心なら Microsoft 365でOfficeファイル(.docx/.xlsx)をそのままやり取りできる方が便利。IT企業・スタートアップとの取引が中心ならGoogle Workspaceで問題ありません。


ケース別おすすめ:あなたに合うのはどっち?

具体的な状況別に、どちらを選ぶべきかを整理します。

中小企業(10〜300人):迷ったらMicrosoft 365 Business Standard

理由:日本の取引慣習でExcel/Wordのやり取りが多く、Officeファイルの完全互換性が業務効率を高めるため。Business Standard(月¥2,098)でデスクトップOffice+Teams+Exchange+1TB OneDriveが揃うため、多くの中小企業に最適。

例外:完全リモート/若手中心/IT系ベンチャー→ Google Workspace Business Standard(月¥1,600・約24%安)。

個人事業主・フリーランス:Google Workspace Business Starter

理由:==月¥800でカスタムドメインメール(you@your-name.com)+Meet+30GB Driveが使える。Microsoft 365 Business Basicの月¥1,049と比べても24%安く==、Gmailの検索・スパム対策の強さも活きる。

例外:Excel/Wordのデスクトップ版が必要な士業・コンサル → Microsoft 365 Personal(月¥2,130)で1人利用、または Business Standard(月¥2,098)でカスタムドメインメール込みに。

スタートアップ・IT企業:Google Workspace 一択

理由Geminiが標準搭載+リアルタイム編集の安定性+料金の安さが全て揃う。導入が数分で完了し、退職時のアカウント削除も簡単。

官公庁・金融・法務:Microsoft 365 Business Premium以上

理由国内データセンター+高度セキュリティ+Wordの厳密なレイアウト管理が必須。Business Premium(月¥3,298)でDefender・Intune・情報保護まで揃う。

個人・家族利用:Microsoft 365 Family

理由最大6人シェアで一人あたり年¥4,567とGoogle Workspace Individualの年¥12,960より圧倒的に安く、Word/Excelデスクトップ版もCopilotも使える。

family sharing laptop computer

出典:Pexels



よくある質問(FAQ)

Q1. Microsoft 365とGoogle Workspaceは両方使えますか?

はい、併用は技術的に可能で、実際に多くの企業がハイブリッド運用しています。たとえば「メール・Teams はMicrosoft 365、文書共有はGoogle Workspace」といった使い分けや、「経理・法務チームだけMicrosoft 365、開発・マーケチームはGoogle Workspace」といった部門別運用も可能です。ただし料金が二重にかかる・アカウント管理が複雑になるため、原則はどちらかに統一するのが推奨されます。

Q2. Microsoft 365とGoogle Workspaceでファイルの互換性はありますか?

基本的な互換性はあります。GoogleドキュメントはWord形式(.docx)で書き出し可能で、スプレッドシートはExcel形式(.xlsx)にできます。ただし複雑な機能(Excel VBA・PowerPointの高度なアニメーション・Wordの詳細レイアウト)は崩れるケースが多く、業務で厳密な互換が必要な場合は同じサービスに統一するのが安全です。

Q3. AIのCopilot・Geminiはどちらが優秀ですか?

用途によって異なります。文書要約・メール返信・スプレッドシート整理といった日常タスクは両者ほぼ同等。深いExcel関数生成やWordの長文校正はCopilotが優勢、GmailやMeet録画の要約はGeminiが優勢という傾向があります。費用対効果ではGeminiが標準搭載で追加費用ゼロなため、AI活用を全社展開するならGoogle Workspaceが有利です。

Q4. Google Workspaceの無料版はありますか?

法人向けGoogle Workspaceに完全無料版はありません。ただし個人のGmail(@gmail.com)は無料で、Google Drive 15GBや無料版Docs/Sheets/Slidesが使えます。カスタムドメイン(@your-company.com)や法人向け管理機能が必要になった時点でBusiness Starter(月¥800)以上への契約が必要です。

Q5. Microsoft 365の無料版はありますか?

Microsoft 365 Businessプランに完全無料版はありません。Office Onlineの個人向け無料版(Web版のみ)はありますが、機能が制限されており、法人利用(カスタムドメインメール等)はできません。1ヶ月間の無料試用版(クレジットカード登録必須)が提供されているので、まず試すのがおすすめです。

Q6. 途中でプラン変更(アップグレード・ダウングレード)はできますか?

両サービスとも可能です。Microsoft 365はいつでもアップグレード可能・ダウングレードは次回更新時Google Workspaceはいつでもアップグレード・ダウングレード可能(返金・差額計算あり)。試験導入ならまずBasic/Starterから始め、必要になったら上位プランに変更するのが安全です。

Q7. どちらが解約しやすいですか?

月払い契約なら両者とも解約は簡単(管理画面から数クリック)。年契約の場合は、Microsoft 365は違約金なく期間終了時解約、Google Workspaceは期間途中でも解約可能ですが残期間分の料金が発生します。試験導入は月払いプランで始めるのが柔軟性が高いです。

Q8. Mac/Chromebook では両方使えますか?

  • Microsoft 365Mac対応(ネイティブOffice)はフル機能。Chromebookは Office Web版のみで機能制限あり。
  • Google WorkspaceMac・Chromebook・Windowsどれも同等(すべてブラウザベース)。

Chromebook中心の組織は Google Workspace 一択、Macが多く Office 必須なら Microsoft 365 が向きます。

Q9. サポート体制はどちらが手厚いですか?

Microsoft 365は電話・チャット・メール全対応で、日本語の電話サポートも標準。Google Workspaceはプランにより差があり、Business Starterは基本Web/メール中心、Standard以上で電話サポートが充実します。緊急時の対応重視ならMicrosoft 365、コスパ重視でセルフ解決できるならGoogle Workspaceが十分です。

Q10. 教育機関の割引はありますか?

両サービスとも教育機関向けの無料版・大幅割引プランがありますMicrosoft 365 Education(学校向け無料版・A1〜A5プラン)、Google Workspace for Education Fundamentals(無料)が提供されており、大学・K-12ともに広く導入されています。学生・教員個人での契約とは別ルートなので、学校のIT部門経由で申し込む必要があります。


まとめ:あなたの選択軸は「Officeへの依存度」

Microsoft 365とGoogle Workspaceの選択は、「あなたの業務がどれだけExcel・Wordのデスクトップ版に依存しているか」の一点にほぼ集約されます。

選択軸

Microsoft 365を選ぶ

Google Workspaceを選ぶ

業務スタイル

デスクトップアプリ中心

クラウド・リモート中心

Officeファイル

顧客とやり取り多い

社内完結できる

AI活用

特定用途に絞りたい

全員に広く展開したい

予算

Officeの深さに投資できる

24%安く抑えたい

セキュリティ

官公庁・金融の高要件

中小企業の標準要件

組織文化

伝統・大企業寄り

新興・IT寄り

最後の決め方はシンプルです。

  1. Excelの深い機能(VBA・複雑な関数)を毎日使う → Microsoft 365 Business Standard
  2. リアルタイム編集・AI活用を全員でやりたい → Google Workspace Business Standard
  3. 1人でシンプルに使いたい → Google Workspace Business Starter(月¥800)
  4. 家族・友人と最大6人シェア → Microsoft 365 Family(年¥27,400)

どちらも1ヶ月試用が可能なので、迷ったら両方登録して2週間ずつ使い比べるのが最も確実な決め方です。

料金プランやCopilotの詳細については、Microsoft 365の料金プラン徹底比較Microsoft 365 Copilotの完全ガイドも合わせてご覧ください。あなたの働き方に最適なオフィスツールが必ず見つかります。