スタディサプリと塾、結局どっちを選べばいいの?」「年間で何十万も違うのに、塾に通わせる意味はあるの?」——大学受験を控えた高校生・保護者なら、一度は悩むテーマです。

結論から先に言うと、コスパ重視・自走力がある人はスタディサプリ強制力と質問環境を重視するなら塾、というのが2026年時点でのリアルな答えです。年間費用はスタサプ21,780円 vs 塾平均約51万円と20倍以上の差がある一方、合格実績だけを見ても判断はできません。

この記事では、2026年最新の料金・合格実績・メリット・デメリット・タイプ別の向き不向きをすべて並べ、後悔しない選び方を整理します。読み終わる頃には、自分(または子ども)にどちらが合うかが必ず見えてきます。

スタディサプリと塾はそもそも何が違う?サービスの基本比較

まずは「そもそも両者は何が違うのか」を整理しておきましょう。同じ受験対策でも、設計思想・コスト構造・サポート範囲がまったく別物です。

出典:Pexels

スタディサプリの基本:月1,815円〜の映像授業サービス

スタディサプリは、リクルートが運営するオンライン完結型の学習サービスです。月額1,815円(年払い)で、関正生・肘井学・岡本梨奈など大手予備校レベルのプロ講師の授業40,000本以上が見放題になります。

スタディサプリの最大の特徴は、1つのアカウントで小1〜高3まで全学年・全科目が見放題になることです。「英語だけ高3範囲を先取り、数学は中学範囲をやり直し」のような柔軟な学習プランが組めます。

塾・予備校の基本:対面/映像授業+進路指導+質問対応

一方の塾・予備校は、対面授業または映像授業を中心に、進路指導・質問対応・自習室・模試などを総合的に提供するサービスです。大きく分けると次の3タイプに分類できます。

塾タイプ

主な代表例

特徴

大手対面型予備校

河合塾・駿台・代ゼミ

プロ講師の対面授業+テキスト+模試

映像型予備校

東進・河合塾マナビス

映像授業+担任面談+自習室

個別指導塾

個別教室のトライ・明光義塾

1対1〜1対3の個別指導

自習室・進路面談・質問対応・模試などをワンパッケージで提供してくれるのが塾の強みです。その分、当然ながら費用は跳ね上がります。

スタサプと塾の根本的な違いを1枚で整理

比較軸

スタディサプリ

塾・予備校

形式

オンライン映像授業

対面/映像授業+自習室

年間費用(目安)

21,780円

30〜100万円

講師の質

大手予備校レベルのプロ講師

校舎・コースで差が大きい

質問対応

なし

あり(対面・チャット等)

進路指導

なし

あり(担任・チューター)

強制力

なし(自走必須)

あり(通塾義務・宿題等)

記述添削

なし

あり(一部塾)

自習室

なし

あり

学習ペース

自由(マイペース)

カリキュラム固定

表を見ればわかる通り、スタサプは「授業」しか提供しないのに対し、塾は「授業+強制力+質問環境+自習室+進路指導」をパッケージで提供します。同じ「受験対策」でも、買っているものがまるで違うことを最初に押さえておいてください。


【料金徹底比較】スタディサプリ vs 塾の年間費用

「結局いくら違うの?」が最も気になるポイントでしょう。2026年6月時点の最新料金で具体的に比較します。

スタディサプリの料金(2026年最新)

スタディサプリ高校・大学受験講座で現在申し込めるのはベーシックコース1種類のみです。料金体系は非常にシンプルです。

支払い方法

月額(税込)

月あたり換算

年間総額

月払い

2,178円

2,178円

26,136円

12ヶ月一括払い

21,780円

1,815円

21,780円(年4,356円お得)

入会金・初期費用・解約金はすべて0円。テキストはPDFを無料ダウンロードできるため、原則追加費用はゼロで運用できます。

過去にあった合格特訓コース(月額10,780円・コーチング付き)は2026年3月で終了しています。「合格特訓コースが安い」と紹介している古い記事を見て申し込もうとしても受付終了済みなので注意してください。

塾・予備校の料金(大手3校の年間費用)

一方、大手塾・予備校の年間費用は次のとおりです。受講する講座数や校舎によって振れ幅は大きいですが、文部科学省の調査や各社公表値からおおむねの相場は以下に集約されます。

サービス

年間費用の目安

スタサプとの差額

スタディサプリ高校・大学受験講座

21,780円

基準

河合塾(高3・現役)

約48万円〜

+約46万円

駿台予備学校(高3・現役)

約45万円〜

+約43万円

東進ハイスクール(高3・現役)

約50〜100万円

+約48〜98万円

個別指導塾(週2コマ・高3)

約40〜60万円

+約38〜58万円

東進ハイスクールや河合塾マナビスのような映像型予備校は「受講した講座数 × 講座単価」で課金されるため、受講数が増えると年100万円超えも珍しくありません。最初の見積もりよりも実費が膨らみやすい点には注意してください。

高校3年間の総額シミュレーション

ここまでの料金を高校3年間で積み上げると、差額はさらに大きくなります。

シナリオ

高1

高2

高3

3年間合計

スタサプのみ(年払い)

21,780円

21,780円

21,780円

65,340円

塾のみ(標準的な大学受験コース)

約20万円

約30万円

約51万円

約101万円

スタサプ+ピンポイント塾活用

約5万円

約8万円

約20万円

約33万円

スタサプのみ+市販教材で受験対策をすると、高校3年間で約100万円浮く計算になります。浮いた費用を模試代・赤本・記述添削サービス・私大受験の受験料に充てる家庭が増えています。


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【合格実績徹底比較】スタディサプリと塾、どっちが難関大に強い?

「安いのはわかったけど、合格実績はどうなの?」——気になる方も多いはずです。ここで率直に言えるのは、「合格実績だけ」で判断するのは危険ということです。理由も含めて解説します。

スタディサプリの合格実績

スタディサプリ公式は、2025年度入試で東京大学・京都大学・一橋大学・早稲田大学・慶應義塾大学・国公立医学部など難関大学に多数の合格者を輩出したと公表しています。

ただし、スタサプは塾のように「塾生」を厳密に管理しないモデルのため、合格者のうち「スタサプだけ」「塾と併用」の比率は公表されていません。地方公立高校から塾なし・スタサプのみで難関大に合格する事例も毎年のように報告されています。

大手塾・予備校の合格実績

一方、大手塾・予備校は合格実績の派手な公表が大きな営業ポイントです。

  • 河合塾:東大・京大・国公立医学部などの合格者数を毎年公表
  • 駿台:東大・京大・難関国公立大の合格者数を多数公表(2026年度以降は掲載終了予定)
  • 東進:現役合格者数を全国規模で公表

各塾の公式サイトでは4桁規模の難関大合格者数が並び、確かに圧倒的に見えます。ただし、ここに「数字のからくり」があることは押さえておく必要があります。

合格実績の落とし穴:母数と重複カウント

塾の合格実績には、次のようなデータ解釈上の注意点があります。

  • 重複カウント:1人の生徒が複数校・複数塾に在籍した場合、各塾が「自塾の合格者」とカウントしているケースがある(例:駿台と河合の両方が「うちの合格者」と数えている)
  • 母数非公開:「東大1,400名合格」は塾全体での絶対数で、分母(受験者数)が非公表。合格率(=実力で押し上げた割合)は計算できない
  • 元から優秀な生徒:トップ層は「塾の指導力」よりも「もともとの実力」で合格しているケースが多い

つまり、「合格実績○○名」という数字は、その塾に通えば自分が合格できる確率を示すものではないということです。判断材料の一つにはなっても、決定打にはなりません。

結論:合格実績より「自分に合うか」で選ぶ

合格実績を見る際の現実的な使い方は次のとおりです。

視点

確認ポイント

講師の質

担当講師の指導歴・著書・授業サンプル

カリキュラムの設計

志望校レベルに合った講座が用意されているか

サポート体制

質問・進路指導・添削の有無

自分のタイプとの相性

自走型か、強制力が必要か

合格実績の数字は「その塾に行けば合格できる」という保証ではありません。むしろ「自分のタイプ(自走型/強制型)とサービスの相性」のほうが、合格に直結する要因として大きく影響します。


スタディサプリのメリット5選

ここからは、両者のメリット・デメリットを丁寧に整理します。まずはスタディサプリから。

① 月1,815円〜という圧倒的コスパ

何より年間21,780円で大学受験対策が完結するのが最大の強みです。塾の月謝1ヶ月分以下で1年間使えるため、地方在住・塾代を抑えたい家庭から強い支持があります。

② プロ講師の神授業40,000本が見放題

関正生先生・肘井学先生・岡本梨奈先生・伊藤賀一先生など、書店で著書を見かけるレベルのプロ講師の授業が約40,000本見放題。1講義約15分にまとまっていて、苦手な単元だけ何度でも見返せます。

③ 全学年・全科目を自由に行き来できる

1つのアカウントで小1〜高3の全範囲が見放題。「英語は高3範囲を先取り、数学は中学範囲をやり直し」のように、自分の弱点と進度に合わせて自由にカリキュラムを組めるのは塾にはない強みです。

④ スキマ時間に学べる(スマホ・タブレット対応)

スマホ・タブレット・PCに対応。専用アプリでは動画のダウンロード(オフライン視聴)も可能で、通学電車・部活の遠征・塾の待ち時間など、どこでも勉強時間に変換できる自由度の高さがあります。

⑤ 14日間の無料体験で相性を確認できる

14日間の無料体験で、実際に有料会員と同じ授業・教材を体験できます。期間内に解約すれば一切料金はかかりません。入会金・解約金もゼロなので、リスクなしで自分に合うかを判断できます。


スタディサプリのデメリット3選

正直に弱点も整理します。

① 強制力がない=自走力が必須

スタディサプリには「やらないと叱られる」強制力がありません。動画はいつでも見られるからこそ、「明日でいいや」を繰り返して放置してしまうケースが一定数あります。

過去の合格特訓コース(コーチング付き・2026年3月終了)が担っていた学習計画作成と進捗管理は、現行のベーシックコースには含まれていません。自走に不安があるなら、学校の先生・親・友人と週次で進捗共有するなど、強制力を別で仕組み化するのが鉄則です。

② リアルタイムの質問対応はなし

ベーシックコースには、講師に直接質問できる窓口がありません。わからない箇所は自分で調べる・別講義で確認する・学校で質問する、という工夫が必要です。

③ 国公立2次・記述問題の添削はなし

国公立大2次試験や難関私立の記述・小論文の添削は対応外です。志望校が記述重視型の場合、Z会の通信添削や学校の先生への添削依頼など、別ルートで添削環境を確保する必要があります。


塾・予備校のメリット5選

次に、塾の強みを整理します。料金が高いのには理由があります。

出典:Pexels

① 強制力のある学習環境

決まった時間に通塾する義務・宿題・小テストなど、塾には自然と勉強せざるを得ない仕組みが組み込まれています。「サボると親や先生に怒られる」という外圧が、最大のメリットになる生徒は少なくありません。

② リアルタイムの質問対応

わからない問題をその場で質問できるのは大きな価値です。対面塾なら授業後・自習室・職員室で、映像型予備校でも担当チューターに質問できる仕組みが整っています。

③ 進路指導・面談がある

定期面談で志望校・併願校・受験戦略の相談ができます。学校の進路指導だけでは情報が足りないと感じる家庭にとって、第三者のプロが伴走してくれる安心感は大きな価値です。

④ 自習室の利用

家では集中できない生徒にとって、自習室は重要な学習インフラです。多くの塾では授業のない日も自習室を使えるため、「家から出れば勉強モード」という習慣を作りやすくなります。

⑤ 同志(ライバル)の存在

同じ志望校を目指す仲間や、自分より上のレベルのライバルが周りにいる環境は、モチベーション維持の強力な装置です。一人だと続かないタイプには、塾の集団環境が向きます。


塾・予備校のデメリット3選

塾にも当然デメリットはあります。

① 圧倒的に費用が高い

年間50万円前後はやはり大きな負担です。兄弟が多い家庭・地方公立家庭・大学進学後の費用を考えると、家計を圧迫するレベルになりがちです。

② 通塾時間の負担

塾までの往復で1〜2時間かかるケースは珍しくありません。地方であれば最寄り駅から塾までさらに時間がかかります。勉強時間そのものを削る形になる点は見過ごせません。

③ 担当講師の質が校舎で異なる

「○○塾の××校舎は当たり」「△△校舎ははずれ」など、校舎・講師による品質ばらつきが大きいのが対面塾の現実です。看板(ブランド)と実際の指導力が一致するとは限りません。

体験授業や春期講習などで、実際の校舎・実際の講師の授業を確認してから本契約するのが鉄則です。「ブランドで決めて、入塾後に後悔した」というケースは毎年一定数あります。


【タイプ診断】スタディサプリ・塾、あなたはどっち向き?

ここまでの内容を踏まえて、どちらが向いているかを5つの軸でセルフチェックしてみましょう。

5項目チェックでわかる向き不向き

チェック項目

スタサプ向き

塾向き

自分で学習計画を立てて進められる

強制力がないとサボってしまう

質問はリアルタイムで解決したい

家でも集中して勉強できる

費用は可能な限り抑えたい

地方在住で近くに良い塾がない

部活と両立しながら受験対策したい

ライバルが周りにいないと頑張れない

上記の表でチェックが多い方が、あなたに向いているサービスです。スタサプ向きが5つ以上ならスタサプ単体、塾向きが5つ以上なら塾、半々なら次に紹介する「併用」が現実的な選択肢になります。

こんな人はスタディサプリ単体でOK

  • 塾代を可能な限り抑えたい高校生・保護者
  • 自分のペースで進められる自走型の高校生
  • 地方在住で近くにレベルの高い予備校がない高校生
  • 部活と両立しながら受験対策をしたい高校生
  • 苦手な単元だけピンポイントで復習したい高校生

こんな人は塾を選んだほうがいい

  • 強制力がないと勉強が続かないタイプ
  • 講師にリアルタイムで質問しながら学びたいタイプ
  • 同じ志望校のライバルと切磋琢磨する環境が欲しいタイプ
  • 進路相談を第三者のプロと定期的にしたいタイプ
  • 国公立2次・難関私立の記述添削を一括で完結させたいタイプ

「併用」という第3の選択肢:スタサプ+ピンポイント塾活用

最近増えているのが、スタディサプリをメインのインプット教材にしつつ、必要な部分だけ塾を使うという併用パターンです。

併用パターンの王道3選

パターン

内容

年間費用の目安

スタサプ+単科塾(弱点科目のみ)

苦手1科目だけ個別指導塾

約20〜25万円

スタサプ+夏期/冬期講習だけ予備校

短期集中で苦手克服

約10〜15万円

スタサプ+オンライン記述添削

Z会など通信添削で記述対策

約8〜12万円

スタサプを「基礎インプットの軸」にして、塾は「自分にどうしても足りない部分だけ」を補う使い方が、コスパと合格力のバランスが最も良い設計です。「スタサプ+単科塾」で年間20万円なら、フルで塾に通うより約30万円安く、塾単体より弱点もしっかり潰せます。

併用が向いている人の特徴

  • 全教科の塾通いはコスト的に無理だが、苦手科目はプロの指導が欲しい
  • 基本は自走できるが、志望校対策の最後の仕上げだけプロの伴走が欲しい
  • 国公立2次の記述添削だけは外部に頼みたい

スタサプ vs 塾の最終比較表

ここまでの内容を1枚にまとめると、選び方の輪郭がはっきり見えてきます。

比較軸

スタディサプリ

塾・予備校

年間費用

21,780円

約50万円〜

入会金

0円

2〜3万円程度

講師の質

プロ講師(全国一律)

校舎・講師でばらつき

講義数

40,000本以上

校舎のコースに依存

学習ペース

自由

カリキュラム固定

強制力

なし

あり

質問対応

なし

あり

進路指導

なし

あり

自習室

なし

あり

記述添削

なし

一部塾あり

無料体験

14日間

校舎により異なる

解約

いつでもOK・違約金なし

中途解約金あり(塾による)

「授業の質」だけで見ればスタサプは塾と互角、価格は20分の1以下です。一方、「環境・サポート」を込みで考えれば塾に分がある、というのが2026年時点の客観的な評価です。


まとめ:迷ったら14日間無料体験から

ここまでの要点を整理します。

  • 年間費用はスタサプ21,780円 vs 塾平均50万円で20倍以上の差
  • 高校3年間の総額では約100万円の差がつく
  • 講師の質はスタサプも大手予備校レベルで互角
  • 合格実績の数字だけで判断するのは危険(重複カウント・母数非公開)
  • 自走型ならスタサプ、強制力が必要なら塾が向く
  • 併用なら年20万円前後でコスパと合格力を両立できる

どちらか迷ったらまずスタサプの14日間無料体験」が、2026年時点で最も損しない選択です。スタサプが合えばそのまま使い続ければ年21,780円で済みますし、合わなければ塾を検討する材料が手に入ります。入会金0円・無料期間中の解約は料金ゼロなので、リスクなしで判断できます。

迷うくらいなら、まずは無料体験で実際の授業を受けてみてください。期間中に解約すれば料金は一切かかりません。


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